序論 岡和田晃「北の想像力」の可能性(50枚)
第一部 「北の想像力」という空間 田中里尚「迷宮としての北海道―――安部公房『榎本武揚』から清水博子『ぐずべり』へ」(95枚) 宮野由梨香「「氷原」の彼方へ――『太陽の王子 ホルスの大冒険』『海燕』『自我系の暗黒めぐる銀河の魚』」(96枚) 倉数茂「北方幻想 戦後空間における〈北〉と〈南〉」(55枚) 石和義之「北と垂直をめぐって――吉田一穂」(94枚)
第二部 「北の想像力」とSF史 巽孝之×小谷真理×松本寛大×増田まもる×岡和田晃「第五十一回日本SF大会Varicon2012「北海道SF大全」パネル再録」(90枚) 三浦祐嗣「北海道SFファンダム史序論」(74枚) 藤元登四郎×岡和田晃「荒巻義雄の謎――二〇一三年の証言から」(57枚)
第三部 「北の想像力」と科学 渡邊利道「小説製造機械が紡ぐ数学的《構造》の夢について――北海道SFとしての円城塔試論」(88枚) 礒部剛喜「わが赴くは北の大地――北海道SFとしての山田正紀の再読」(56枚) 高槻真樹「病というファースト・コンタクト――石黒達昌「人喰い病」論」(64枚)
第四部 「北の想像力」と幻想 忍澤勉「心優しき叛逆者たち――佐々木譲を貫く軸の位置」(90枚) 松本寛大「朝松健『肝盗村鬼譚』論――「窓」の向こう側の世界」(118枚) 丹菊逸治「SFあるいは幻想文学としてのアイヌ口承文学」(68枚)
第五部 「北の想像力」とリアリズム 東條慎生「裏切り者と英雄のテーマ――鶴田知也「コシャマイン記」とその前後」(100枚) 横道仁志「武田泰淳『ひかりごけ』の罪の論理」(151枚) 岡和田晃「辺境という発火源――向井豊昭と新冠御料牧場」(153枚)
第六部 「北の想像力」と海外/メディア 橋本輝幸「キャサリン・M・ヴァレンテ「静かに、そして迅速に」」(15枚) 藤元登四郎「フィリップ・K・ディック『いたずらの問題』」(35枚) 岡和田晃「川又千秋「魚」」(31枚) 渡邊利道「侯孝賢『ミレニアム・マンボ』」(15枚) 石和義之「伊福部昭『SF交響ファンタジー』」(20枚)
第七部 「北の想像力」を俯瞰する 北の想像力を考えるためのブックガイド(165作品) 北の想像力の地図 索引
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