「北海道ローマ字研究会」掲載書簡
向井豊昭


Hokkaidô Rômazi Kenkyû(北海道ローマ字研究会の機関誌)
Hs. 12n. 10gt. 01nt. 発行(2000年10月号)

*MUKAI Toyoaki san (Tôkyô-to)
 いつも機関誌いただきながら、ご返事も差しあげずお許しください。
今回ニュースの中で、キムラさんの色紙を見て、楽しい気分になりましたので、一筆したためることにしました。
 Gはまるで猫の背のような雰囲気。続く大文字のKは、クルミを追う猫の勢いを感じ、句の内容が噴き出た文字だと思いました。今後も季節の雰囲気を乗せた色紙で機関紙をかざることができたら、楽しい紙面になるかと思います。(中略)
 先日、他人の文章に助言の言葉をはさむ機会がありました。読んでみて漢字の多いのにびっくり。「皹」などという字もあり私は漢和辞典のお世話になってしまいました。ワープロの漢字変換、かなり難しい漢字を入力してあるのですね。この現状も手ごわいものです。(皹=ひび、あかぎれ)
 若者は何をしているのでしょう。命を打ちこわすより、この現状をぶちこわせ。(下略)      (08/10)
●筆者は古くからの会員。先年、「早稲田文学新人賞」に輝いた新進の作家。



※ ●は雑誌編者の追記。なお、中略・下略部分は誌面掲載時に既に略されている。

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